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2008年9月26日 (金)

PDP+BD=フルHDの3D映像

もー少しで「パナソニック」になる松下の「3D フルHD プラズマ・シアターシステム」の記事。

従来の3D映像システムは垂直または水平の解像度が半分になったりと、1画面に両目分の映像を出力しなきゃならないために解像度が劣化するのが難点だったんですが、今回の3D映像システムはプラズマの高速応答性を利用してフルHD解像度を保ったまま3D化できるそーです。

具体的には右目用・左目用の映像を120Hzの倍速で交互に表示する事で片目でもフルHD解像度を保ったまま60Hzの映像を表示できるって事のよーです。

さらにBDの規格内に収まる方法で左右の映像を収録しているので互換性を保ってるのもポイントだし、テレビ側への映像出力も片目分を1080/60iとし、両目で合わせて1080/60pとするため既存のHDMIでOKな点もポイントだったりします。

既存の規格内でやってしまってるとは言え、想定外の利用方法なので、テレビやBDプレーヤーが3D映像システムに対応する必要がある訳ですが、先述のおかげで技術的な障壁は無い訳ですし、コスト的な面でもそれほどのインパクトが無いとかなり実用化に近い所まで落とし込んできているのに松下のしたたかさを感じます。

肝心なコンテンツについてもハリウッドが差別化のために3D化に対して積極的らしいと頼もしいよーなので心配は少ないかもしれません。

って事で、3D映像を家庭で楽しめるよーになるのも案外早いのかもしれません。

ちなみにソニーが先日、4倍速の240Hzで表示する液晶テレビを発表してるので、そのうち液晶でも対応できるよーになるかも?

ただ、液晶が追いつくまでプラズマテレビだけの付加価値とできるので、評価が高いものの劣勢なプラズマテレビのウリとして今回の3D映像システムが消費者にウケるのかは注目なのかもしれません。

個人的には、普段使いも問題ない訳だし、それならプラズマ買おうかって気になるよーな気がします。

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