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2008年9月14日 (日)

モノフェローズReview:AVCHDビデオカメラ「HDC-SD100」

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「HDC-SD100(以下、SD100)」は松下のAVCHDビデオカメラ。(製品情報

個人的に同じく松下のAVCHDビデオカメラ「HDC-SD3(以下、SD3)」を持ってるんですが、SD100は撮像素子が「CCD」から「νマイコビコン」に変わってたりしてるので比較してみたいと思いお借りしました。

※画質比較用画像は特に断りが無い限り、SD3はフルオート、SD100は「おまかせiA」Onの状態で撮影し、SD100に付属の「HD Writer」でキャプチャーしたものです。

  • 【外観】

当たり前ですが、明らかにSD100の方が軽くてコンパクト。
つーか、重さに関しては全然印象が違うって感じ。
SD3は金属っぽい重さ、SD100はプラスチックっぽい重さって感じ。
SD100は非常に軽くてビックリします。コレなら女性でも苦にならないかも?

つーか、良く考えると、このサイズでEVF(電子ビューファインダ)が載ってるのは結構凄い事のよーな気がします。

01sd100_size
大きさの比較。上がSD3、下がSD100。
胴鏡が一回り小さくなり、奥行きが短くなってる。
また、SD100の方がかなり持ちやすい。

  • 【操作ボタン】

SD3と比べるとかなり異なってます。
特に画面操作で使用する十字キーが背面から側面に移動しちゃってるので、画面の表示と操作が90度ズレてるし、必ず両手操作になっちゃうし、オマケに左手が液晶に被ちゃうし・・・。

必然的に窮屈な操作になるので、あんまりメニューを弄ろうって気にならなかったりします。(^^;A

結局、最後まで十字キーとメニュー操作には慣れませんでした。( ̄з ̄)

  • 【撮影全般】

撮影して真っ先に気付いたのが画角の狭さ。
スペックを確認すると確かにSD100の方が画角が狭くなってます。
おかげで室内で子供を撮影しよーとした場合に入りきらなくてちょっと困っちゃったりして。(^^;A

02sd100_sd3_gakaku
02sd100_sd100_gakaku
右端を同じ位置に合わせてワイド端の画角の比較をしてみた。
上がSD3、下がSD100。
SD100の方が画角が狭い事が分かる。
(ちなみに、各ビデオ画像はクリックでオリジナルが表示されます)

液晶画面についてはSD3と比べて視野角も広く非常に見やすかったです。
直射日光下でも問題を感じませんでした。パワーLEDの切り替え操作がSD3と異なりメニュー側に移ちゃっていますが問題は無いと思います。
また、コレだったらEVFを積むんじゃなくてメニューボタンと十字キーを背面に持ってきて欲しかったってのが正直な感想だったりします。
(ホールとか暗い会場で撮影する場合にEVFは必要かもしれませんが・・・)

  • 【動画撮影】

ウリの「おまかせiA」は、結構優秀な気がします。
被写体の顔を認識したらチャンと人物モードに切り替わってくれました。
顔認識の追随性も合格点だと思いますが、顔が90度傾くと顔認識されなくなりました。
動画なので顔が傾く事は少ないのかもしれませんが、子供の寝顔を撮ろうとしてアレっ?って思うかもしれません。

03sd100_face1
顔が90度傾いた状態だと顔を認識してくれない・・・。

03sd100_face2
ビデオを横に傾ければ顔を認識してくれた。
と、同時に液晶左上の「おまかせiA」のアイコンが人物モードになった。

03sd100_face3
このぐらいが顔認識の限界っぽい。

また顔認識が働いていない時は画質を調整して上手く収めよーと頑張るよーです。

この「おまかせiA」は専用ボタンでOn/Off出来るよーになってますが、「24Pデジタルシネマ」や「HD高速連写」などいくつかの撮影機能は「おまかせiA」と排他になってます。

で、この切り替え操作が非常に面倒。
例えば、「おまかせiA」→「24Pデジタルシネマ」入→(撮影)→「おまかせiA」と操作する場合

「おまかせiA」Off
  ↓
メニュー
  ↓
「24Pデジタルシネマ」入
  ↓
(撮影)
  ↓
メニュー
  ↓
「24Pデジタルシネマ」切
  ↓
「おまかせiA」On

と、排他となる機能を使用しよーとしたり、逆に「おまかせiA」へ復帰する場合は、予め「おまかせiA」や排他となる機能をOffにする操作が必要で、操作してて「ウキー\( ̄▽ ̄;/」となりました。

「おまかせiA」をOnにしよーと「おまかせiA」ボタンを押すと、ピーピー鳴りながら「24Pデジタルシネマが入のためダメです」的なメッセージが表示されたりする。

だったら、自動的に解除しろよ!(ノ-_-)ノ ┴┴

と思っちゃうのは気のせいでしょーか?
「おまかせiA」ボタン1つで「おまかせiA」←→以前の「Auto」設定を行き来できれば良いのに・・・。( ̄з ̄)

気を取り直して、暗いシチュエーションで撮影を試してみましたが、「おまかせiA」+感度がアップした「νマイコビコン」のおかげなのか、結構粘ってくれます。
また「おまかせiA」が自動的に「ローライトモード」に切り替わってくれるおかげで何も考える必要も無くSD100側が頑張ってくれるのは非常に楽だったりします。

04sd100_sd3_lowlight
04sd100_sd100_lowlight
暗い場所の画像比較。
上がSD3、下がSD100。
SD100のホワイトバランスが合ってないけど、ローライトモードでノイズを頑張って消してる。

  • 【動画画質】

フルHDの液晶テレビ(VIERA「TH-37LZ85」)にHDMIで接続し、テレビ側の画質モードを「スタンダード」にして見てみました。

  • 色が派手な感じは相変わらずSD3と同様。
  • 解像度感があんまり感じられないのもSD3と同様。

手ブレ補正が進化している分、SD100の方が映像が安定してて見やすいです。

ただ、画質については、SD3のHFモード(13Mbps・CBR)とSD100のHGモード(13Mbps・VBR)と、同じビットレート13Mbpsで撮影された動画を比べてみたんですが・・・若干SD3の方が印象良いんですけど。(^^;A

↓SD3(HFモード) ↓SD100(HGモード)
05sd100_sd31 05sd100_sd1001
05sd100_sd32 05sd100_sd1002
05sd100_sd33 05sd100_sd1003
特に1枚目のサンプルでSD100側の顔の部分のノイズが気になる・・・。

そこで、SD100のHAモード(17Mbps・VBR)も追加で試したんですが・・・やっぱり粒子感をSD3よりも感じちゃうよーな気がします。

↓SD3(HFモード)
06sd100_sd3_hf
↓SD100(HAモード)
06sd100_sd100_ha
↓SD100(HGモード)
06sd100_sd100_hg
圧縮コーデック的にキツそーな水の流れで比較してみた。
やっぱりSD100の方がザラっとした印象を受ける。

  • 【24Pデジタルシネマ】

SD100は映画っぽい雰囲気で撮影できる「24Pデジタルシネマ」を搭載してます。
ちなみに「24Pデジタルシネマ」利用時は「おまかせiA」は利用できないよーになってます。

試してみると確かにコマ数が落ちました。
ただ、物凄く緑色が強調されちゃって正直発色については「うーん」って感じ。
逆に木陰とかは良い雰囲気になるんだけど・・・。

07sd100_sd100_normal
「24Pデジタルシネマ」Off。

07sd100_sd100_cinema
「24Pデジタルシネマ」On。
顔の部分の印象はあんまり変わらないが、背景の芝生の色がエライ強調されてるのが分かる。

24pのおかげで60iの生々しさが無くなるのは良いんですが、素人のカメラワークで撮影した動画なんかを大画面テレビに表示したらカクカクっぷりに酔いそーになりました。(笑)

やっぱり、それなりに撮影テクニックのある人向け機能だと痛感・・・。_| ̄|○

  • 【静止画撮影】

SD3と同様にSD100にも「静止画モード」と言う概念は無く、動画を撮影していない時にフォトショットボタンを押せば静止画モードで撮影となります。
モード切り替え操作が必要無いため便利だったりします。

SD3より本体の重量バランスと形状が変わったおかげでSD100の方がフォトショットボタンは押しやすかったりします。

また、SD3にあった撮影モードは無くなり、2.1Mモードのみとなってます。
あと、フラッシュの設定が十字メニューから、通常のメニューに移ってたりします。頻繁に切り替える人にはちと面倒かも?

そして、SD3に付属しているSDHCカードは4GBでクラス2、SD100に付属しているSDHCカードは8GBでクラス4だったんですが、クラス4のおかげなのか静止画の保存時間が雲泥の差。
動画撮影中の静止画撮影もストレスにならず「コレなら静止画をバシバシ撮っても良いや」って気にさせてくれました。

ただ、静止画用のAFのスピードは一般的なコンパクトデジカメと比べても遅いです。
それと、SD3もSD100もAFスピードの違いは見受けられませんでした。

  • 【静止画画質】

うーん、SD3と比べても特段の違いは見受けられませんでした。( ̄з ̄)

やはり、解像度感が乏しい気がするのでブログ目的にWVGAにリサイズして何とか使えるって印象です。

↓SD3 ↓SD100
08sd100_sd3_photo1 08sd100_sd100_photo1
08sd100_sd3_photo2 08sd100_sd100_photo2
先述の通り寝顔は角度的に顔認識をしなかったので顔認識を使ったサンプルを用意できなくてすいません。
両者を比べてみても印象は特に変わらないが、SD100の方は肌色がキレイに思える。

  • 【HD高速連写】

SD100には210万画素の静止画を秒間24コマで3秒間を連写できる「HD高速連写」を搭載してます。
ちなみに「HD高速連写」利用時は「おまかせiA」は利用できないよーになってます。

フォーカスはビデオ撮影時のよーなオートフォーカスとなり、フォトショットボタンを押すと3秒間で72コマの静止画を連写してくれます。
(ちなみに「HD高速連写」利用時はビデオの撮影が行えません)

撮影後は撮影された各コマの範囲を指定して任意の枚数(1枚でもOK)を保存する事ができます。

ただ、各コマを選択する場合に、選択中のコマを拡大表示することができないため、コマを絞り込むのは至難の技だったりします。(^^;A

09sd100_hdseq
「HD高速連写」の画面。
撮影された72コマの画像のうち保存したい画像の範囲を十字キーで選択する。

  • 【マニュアル撮影】

SD100はマニュアルリングを装備しててある程度のマニュアル撮影が可能です。
ただ、マニュアルリングを覆うようにフラッシュが出てるので、手の大きい人がガシっと持っちゃうとちょっと動かしただけで指が当たっちゃうよーな気がします。

また、機能はそこそこ充実してると思いますが、マニュアルフォーカスは中央部が拡大されるものの肝心の被写体の輪郭に繊細感が無いのでピントの山を掴み難い印象がありました。

10sd100_manual
マニュアルフォーカス時の様子。
中央部が拡大表示される。

  • 【本体再生】

SD100は「日付別」に映像を絞り込むことが出来たりしますが、基本的にSD3と同じ。
ただ、十字キーが側面にあるので操作性はSD3に劣ってます。

また、SD100には「オートスキップ再生」機能が搭載されてまして、カメラワークが荒くて失敗撮影と判断された部分はスキップされます。
撮影者にとっては軽く凹まされる機能ですが、大画面テレビに繋いで再生する場合の酔い防止になるかもしれません。(笑)

  • 【テレビ接続】

パッケージにはD端子へ接続するケーブルが同梱され、HDMIケーブルは別売りです。

HDMI端子はミニ規格になってるため、SD3からの移行するには変換ケーブルなり、ケーブル自体を買い直す必要があります。
HDMIケーブルは純正だと結構高いのでちょっと痛いです。

ちなみにHDMIミニ端子への変換コネクタも売られていますが、変換コネクタの形状とSD100のHDMI端子の兼ね合いで利用は無理と思われます。
こんな感じの変換ケーブルか、素直にHDMIミニになってるHDMIケーブルを買い直した方が無難でしょう。

またSD100のHDMI端子はバッテリーを外した奥にあるため、テレビ接続時はACアダプタに繋ぎかえる必要があったりして非常に面倒だったりします・・・。( ̄з ̄)
この、ACアダプタの接続ケーブルが方向性を持っててチャンと方向を合わせてあげないとダメだったりするうえに狭い場所でコマゴマやらなきゃいけないので正直イラっとします。(^^;A

11sd100_hdmi
バッテリーを取り外すと現れる、DC入力端子・USB端子・HDMI端子。
とーぜん、これらの端子を使用する場合はバッテリー駆動できない。
ACアダプタを繋げるDC入力端子は小さいうえに方向性があるためかなり接続し辛い。

あと、パッケージにはリモコンが付属しているのでソファーに座りながらテレビの脇に置いたSD100を操作できます。
もちろん、ビエラリンクによる操作の可能です。

ビエラリンクによる操作ですが、再生時の早送りがSD3の場合、リモコンボタンを押している間だけ早送りされるのに対して、SD100はリモコンボタンを押してから離しても早送りが継続される操作に変更されました。

  • 【PC取り込み】

PCへの撮影データの取り込みに付属の「HD Writer」を使用するのはSD3・SD100ともに共通です。
ただし、「HD Writer 2.0J」でSD100の動画を取り込んでみたら取り込み自体は出来たけど、簡易編集でサムネイル表示に情報が表示されてなかったり、再生した途端にアプリケーションエラーで落ちちゃいました。

なので、素直にSD100に付属してる「HD Writer 2.6J」をインストールする必要があります。
ちなみに「HD Writer 2.6J」へバージョンアップ後もSD3の動画データは問題なく扱えるよーです。

「HD Writer 2.6J」の機能としては大きく変わった部分はありませんが、PC取り込み済みの動画再生は簡易編集に移動する事なく、メインメニューにある再生機能から再生できるよーになってました。

12sd100_hdwriter1
再生機能画面の様子。
SDHCカードやDVD以外にPCのHDDへ取り込み済みの動画についても再生できるよーになってる。

また、SD100で撮影した映像データを取り込む場合は、重複した動画・静止画を取り込まないよーに自動的に対象から外してくれたりします。(コレは非常に便利!)

12sd100_hdwriter2
取り込み機能の様子。
取り込み対象を自動的に選択してくれるほか、自分で取り込むのか指定できる。

あと、これもSD100で撮影した映像データ限定ですが簡易編集画面の「編集アシスト機能」はカメラが「失敗部分だ」と判断した箇所を抽出してくれるよーです。
おそらく本体再生機能の「オートスキップ再生」と同じ動作原理なんだと思われます。

12sd100_hdwriter3
「編集アシスト機能」の様子。
「失敗」と判断された箇所にはアイコンが表示される。
↑この場合、2つ目と4つ目の箇所が「手ブレが酷い」と判断された。orz

  • 【その他】

日常的には「クイックスタート」をOnにするだけでも起動は十分早いと思います。

「クイックスタンバイ」も良いんですが、6割の消費電量を消費してるため、電池消費がやっぱり気になるところ。
なので、取り逃がしやすい被写体の場合に「プリREC」と組み合わせて使うって感じになると思います。

  • 【総評】

「おまかせiA」や顔認識のおかげで何も考えずに撮影しても、それなりに画質にまとめてくれるので、子供や動物を追いかける場合に被写体を追う事に集中できで非常に楽でした。

また、フォトショットボタンも押しやすくて、画質はともかく(ぉぃ)同梱しているSDHCカードの書き込みも速いため静止画撮影も積極的に利用したくなります。

ただ、十字キーが側面だったり、「おまかせiA」ボタン1つで「おまかせiA」に復帰しない操作性は改善して欲しいと思うし、HDMI端子使用時はバッテリー駆動できないのもどーかと思う。
デジタルテレビ時代の到来でHDMI端子を搭載したテレビが今後主流になるはずなんだけど、最新の映像端子を利用する方が面倒ってのは「何の罰ゲーム?」って言わざるを得なかったりして・・・。

デジタルテレビへの過渡期のため多くの種類の映像端子に対応する端子を小さい本体に載せなきゃいけない事情は理解できるけど、だったらソニーのよーにドッキングステーションのよーな物を用意する事も考えるべきのよーな気もします。

画質についてはSD3と比較してほとんど違いを感じないけど、残念ながら微妙にSD100の方が荒く感じる場合があるってのが正直な感想。
ただ、「おまかせiA」や手ブレ補正が進化している分、映像に安定感はあると思います。

それにしても相変わらず動画・静止画とも解像度感が無いのは残念。
撮像素子もフルHDなAVCHDビデオカメラを他社が投入してきているだけに、現行「愛情サイズ」より筐体は大型化しちゃうんでしょーけど、撮像素子をフルHDの1MOS(出来れば大きなサイズで)にしたAVCHDビデオカメラをそろそろラインナップに追加して、ハイエンドとスタンダードに分けても良い時期なんじゃないのかな?と思ったりもして・・・。

折角、マニュアルリングを装備して画質にこだわってるっぽく見えるので余計にそう思っちゃうんですよねぇ・・・。

って事で、個人的にはハイエンド機としてマイクロフォーサーズなAVCHDビデオカメラが出てくることを期待してたりします。

話が脱線しましたが、持ちやすいし小型・軽量で、「おまかせiA」に任せっぱなしで気軽に撮影できるので「人を選ばないビデオカメラ」って感想です。

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