モノフェローズReview:ホームネットワークビューワ「ALBO HNV-M70」その1~基本編~
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ホームネットワークビューワ「ALBO HNV-M70」は三洋電機から発売されている「デジタルフォトスタンド」や「デジタルフォトフレーム」と言われる製品。(ALBOの詳細についてはコチラ)
赤外線通信やメールの受信/表示/返信に対応してたり、写真共有サイトの「Picasaウェブアルバムby Google」や「フォト蔵」の画像を取り込んだりするネットワーク機能を備えているのが特徴。
で、今回は、まずデジタルフォトフレームとしての基本的な部分をレビューしたいと思います。
■外観
おそらくターゲットが子育て世代なんだからと思いますがポップな感じで個人的には良いと思います。
外観とACアダプタ。
ACアダプタはコンセント部がいきなり太くなっているタイプなので、タップ使用時には他と干渉するかも?
ちなみにACアダプタのコードにコア(ノイズを抑えるための磁石)が巻かれていない状態で梱包されているので自分で巻く必要がある。
あと、操作ボタンがスタンド部にあるおかげで、操作ボタンが前面に露出してて画面の向きを変えても操作性が変化しないのは○。
■操作性
前述通り、スタンド部に操作ボタンがあるため操作はしやすいんですが、各ボタンのクリック感は少々安っぽい印象。
あと、携帯電話のカーソルキーやその周りに雰囲気が似てるためOKボタンを押すときにカーソルキーの中央部を押したくなっちゃったりします。(笑)
クリアボタンも右上ってのも下手に携帯電話慣れしちゃってると少々違和感を感じたりして・・・。
■画質
液晶は7インチのWVGA(800×480ピクセル)で、表示品質はデジタルフォトフレームとして合格だと思います。
欲を言うと、もー少し上下の視野角が広いと嬉しいんですが、他社製品も同じぐらいな印象なので特に不満とは感じませんでした。
■スライドショー
スライドショーについては設定できる機能は正直貧弱。
機能的には実質「再生順序」と「画像切替方法」と「カレンダー/時計の表示」ぐらいしかない。
特に「画像切替方法」に定番の「ランダム」が存在しないため、画像の切替方法が1つに固定されちゃいます。
迷わないと言えば迷わないんだけど、この手の製品は「ランダム切り替えは当たり前」と思ってたので意外な印象・・・。
■照度センサー
個人的には結構重要なポイント。
実はSIRENのデジタルフォトフレーム「DF100」を持ってるんですがお蔵入りしていたりします。
発売当時はデジタルフォトフレーム黎明期で表示品質が満足できないのもあったんですが、それよりも大きな理由は真っ暗な部屋の中で煌々と「画面が点けっ放しになる」って点。
デジタルフォトフレームってインテリアに溶け込んでいて欲しい「写真立て」ですから毎回電源を切るのが面倒に思えてきてしまいます。
その点、「HNV-M70」は照度センサーを装備してて周りが暗くなると10秒後に自動的に画面が消えてくれます。
ちなみに、その後に周りを明るくしてみると自動的に画面が表示されてスライドショーが再開されました。これは便利かもしんない。
さらに時間指定による表示On/Offする時刻を設定できるので、照度センサーと組合せばエコな自動運用が可能です。
しかし、表示On/Offの時間指定はOnとOffの一方のみだけを指定する事はできないため「表示開始時刻だけ指定する」って事は出来なかったりします。
「表示ON/OFF設定」画面。
あんまり問題とは感じなかったけど、OnとOffの一方のみだけを指定する事はできない。
なので、「指定時間に表示をOnにし、表示Offを照度センサー任せ」って運用はできない。
■くるりんビュー
写真の向きに合わせて画面を回転させると表示の向きも回転してくれる「くるりんビュー」機能は確かに分かりやすいし、気軽に向きを変えられて良いです。
ただ、重心が高くて、くるっとする場合に結局スタンド部に片手を添える必要があって景気良く「片手でくるっ」とは回せなかったりします。
スタンドが吸盤かなんかで固定されてたら良いのにと思ったりもりたしして・・・。
ちなみに画面の向きにあわせてUIも即座に回転するので画面の向きにより操作性が低下する事はありません。
■赤外線通信
「HNV-M70」は赤外線通信を利用して携帯電話の画像を受信する機能があります。
最近の携帯電話カメラ事情を考えると目も付け所が良い機能だと思います。
実際に使ってみると1画像ずつの転送となりますが、何のデバイスも介さずに携帯電話からダイレクトに転送できるのは、なかなかお手軽。
おかげで、「とりあえず携帯電話のデータフォルダにある画像でも突っ込んでみるか」と言う気にさせてくれます。
ただ、IrSimpleのよーな高速赤外線通信には対応していないため、複数の画像を転送するにはテンポが悪いのが残念。
IrSimpleに対応してれば、個人的に結構利用している富士フイルムの「FinePix」シリーズのブログモードを活用できただけにちょっと残念だったりする。
ちなみに携帯電話のデジカメモードで撮影した大きなサイズの画像を送ろうとすると全然通信が終わらず携帯電話を持ってる手がプルプルしてきて断念しました、やっぱり送信前にWVGA程度にリサイズしておいた方が良いでしょう。
■画像のハンドリング
「HNV-M70」の取り扱える外部メディアは
- SD/SDHCカード
- メモリスティック(PRO/PRO-HGも含む)
- USBメモリ
の3種類となります。
これら外部メディアから本体側に画像をコピーする場合、WVGAより大きい画像はWVGAに収まるサイズで自動的にリサイズされてコピーされます。
なので、デジカメに刺さってたメモリカードを持ってきて画像をコピーしたとしても本体側のメモリ容量を圧迫しないよーに考慮されています。
試しにやってみたら、本体にコピーされた後の画像のサイズは536×715ピクセルとなってました。
その他、「データ整理」機能で画像の表示・移動・消去・並び替え・お気に入り設定が行えます。
画像の表示以外の操作は本体側のみ可能で外部メディア側は操作できないよーになっています。
ちなみに「お気に入り設定」ですが、iPodの「マイレート(★マーク)」と同様の機能ので★の数を0~5の間で設定することが可能です。
で、設定したお気に入りは画像の並び替えやスライドショーの表示画像選択で利用する事が可能です。
ただ、1画像ずつポチポチと設定する事になるので結構面倒な気がします。(^^;A
■基本編の総評
基本的な部分は「写真立て」と言う要件を満たしていれば良いので他製品と比べても「普通だね」と言う結論になるけど、照度センサーや赤外線通信は使い勝手が良くて○。
また、本体側にコピーする際にリサイズするよーにしてるのもお手軽で○。
と、家族みんなで使う事に配慮されているのは十分伝わってきます。
ただ、携帯電話もIrSimple対応しているのが多くなりつつあるし、「ケータイカメラのデジカメモードで撮った写真を赤外線で転送したい」ってニーズも出てくると思うのでIrSimpleに対応してればテンポ良く赤外線通信を利用できただけに残念。
あと、値段を考えるとネットワーク連携無しで使うには、やっぱり勿体無いと思います。
って事で、次回はネットワーク連携機能についてレビューしたいと思います。
2009.03.17 13:30追記
ネットワーク連携機能についてのレビューを追加しました。(詳細はコチラ)
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コメント
お久し振りです、ブログスカウト事務局の池田晴子です。
先日ご連絡させていただいた
「家電に関するブログが集まるサイト」の件で
あらためてご連絡させていただきました。
私共は、是非ともKAZU-様に
お力を貸していただきたいと思っております。
こちらからお送りする詳細メールを確認いただいたのち、
ぜひ企画への参加をご一考いただければ幸いです。
こちらまでメールをいただけましたら、
返信にて詳細をお知らせいたします。
⇒ ikeda-tg@media.writeup.co.jp
※ご協力いただいた際には、謝礼をご用意させていただきます。
もちろん、参加の可否は詳細をご覧いただいてから
決めていただいて構いません!
ご連絡を心よりお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします!
投稿: ブログスカウト事務局・池田晴子 | 2009年3月16日 (月) 21:23