au版とSBM版の「iPhone 4S」の違いを列挙してみる
いよいよ価格や料金が発表されて「iPhone 4S」の予約が開始されました。
au版とSBM版も「iPhone 4S」は同一ハードなのでスペック的な違いはありません。
しかし、それを取り巻く通信会社の事情などで違いがあったりします。
って事で違いを列挙してみよーかと。(違ってたらゴメンなさい(^^;A)
au | SBM | |
実質負担額(16GBモデル) | 0円 | 0円 |
実質負担額(32GBモデル) | 10,320円 | 11,520円 |
実質負担額(64GBモデル) | 20,640円 | 21,120円 |
料金プラン | 「指定通話定額」がある | |
パケット通信費 | 「IS フラット」(キャンペーンで) 月額4,980円 |
「パケットし放題フラット」 月額4,410円 |
パケット通信方式 | CDMA2000 1x EV-DO Rev.A (下り最大3.1Mbps) |
W-CDMA HSDPA (下り最大14.4Mbps) |
利用周波数帯 | 新800MHz帯 2GHz帯 |
2GHz帯 |
通話とパケット通信の同時使用 | 不可 | 可能 |
通信速度規制 | 直近3日間 (当日は含まない)のパケット数が 300万パケット以上 →終日制限 |
前々月の月間パケット数が 1,000万パケット以上 →1ヶ月間制限 |
キャリアメール | 当初から対応予定 | 対応 |
SMS | 当初から対応予定 | 対応 |
その他 | MNPで1万円キャッシュバック | パケット通信費が0円~の専用プランのiPad2が購入可能 |
こんな感じかな?
音声通話に関してはau側に「指定通話定額」があるので電話魔な人には料金プランの組み合わせ次第ではSBMより電話代を安く出来るかも?
ただ、パケット通信についてはスペック&料金はSBMに完敗。
結構盲点なのがau版はCDMA方式の制約により音声通話とパケット通信は同時に行えない点。
ハンズフリー通話をしながらGoogleマップを見るなんてスマートフォンらしいマルチタスクが活かせない場合が発生します。
自分もau回線はガラケーなので指摘されるまで気付きませんでした。
ガラケーでも通話が終わってからメールを受信するのは、ケータイの処理速度上の問題だと思い込んでたし。(^^;A
ちなみに通信にWi-Fiを使っている状況は3G回線が空いているので音声と通信の同時利用は可能です。
あと、既存iPhoneユーザの大きな不満だった「繋がりやすさ」はauの方が周波数特性的にも良いはず。
しかし、「iPhone 4S」はグローバルモデルゆえに基地局が充実しているauの旧800MHz帯には対応していません。
公式サイトのスペック表を確認すると「iPhone 4S」はCDMAでも2GHz帯もサポートしているっぽいので、新800MHz帯+2GHz帯で使えるはずですし、auも現在新800MHz帯への切替真っ最中なので徐々に状況は良くなるはずですが、逆に言うとそれまでどーなのか?ってのが気になる部分です。
その他、回線については上記以外に通信速度規制も気にする人は気にしないといけないかもしれません。
と、なかなか悩ましいですねぇ・・・。(^^;A
ただ、最近のAndroid機が次々と次世代通信方式に対応している状況を考えると「iPhone 4S」の陳腐化は「iPhone 4」と比べて早いよーな予感がします。
おそらく1年後に出てくるはずの「iPhone 5」が次世代通信方式に対応しないなんてありえないでしょーから、陳腐化は更に加速するはず。
「iPhone 4S」のデュアルコアな「A5」とかフルHD動画対応とか魅了的ですが、現在「iPhone 4」ユーザの人が「iPhone 4S」へ乗り換えるべきかと言うと「ぶっちゃけiPhone 5を待てば」ってのが正直な感想だったりします・・・。(^^;A
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