Androidを更に加速させる「NVIDIA Tegra 3」登場
コンピュータグラフィックス用半導体メーカとして有名なNVIDIAが新しいモバイル用SoC(System on Chipの事)「Tegra 3」を発表しました。
(TegraシリーズのSoCは、CPUとGPUが1つのチップになってます)
これによりデュアルコアCPUがメインだったAndroid端末はクアッドコアCPUの時代に突入します。
ちなみに「Tegra 3」はインテルのモバイル向けCPU「Core 2 Duo T7700」に匹敵する性能だそーな。
(私が使ってるメインのノートPCより上じゃないか!( ̄▽ ̄;A)
4つのメインコアに加えて低消費電力で動作するコンパニオンコアを搭載していて、低負荷時はコンパニオンコアを動かす事で高性能と低消費電力を実現しているそーです。
まぁ、元々コア数が多くなって並列の処理能力が上がるとクロックを下げられたり処理が短時間に終わるよーになるため結果的に省電力化になるんですけどね。
そして大きなウリの1つである動画性能ですが、40Mbpsの1080p H.264 High Profileに対応しているそーです。
ただ、前身の「Tegra 2」が、Android 3.0の仕様制限も加わってフルHDのH246のHigh Profile動画が再生出来なかったりと、期待値よりも低い性能だったって事もあったので、実機が出てこないと「何とも言えない」つーのが正直な感想。
で、最初の「Tegra 3」搭載機は、10月20日にお披露目済みのASUSの「Eee Pad Transformer Prime」になる見込みだそーです。
当初の搭載はタブレット端末に限定されますが、スマートフォンにも搭載される予定だそーです。
また、対応OSはWindows 8・Linux・Chrome OSに拡大する予定。
リッチなCG処理能力を持っている「Tegra 3」だけに特に「Windows 8」への対応はMicrosoftがパーソナルコンピューティングの覇者であり続けられるかを決める重要なチップになるかもしれません。
個人的に7インチタブレットでWindowsが特に制限無くスイスイ動くなら、Androidよりも慣れたWindowsの方が良いと思ってるし。
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