ビッグデータな時代のプライバシーな感情
上記ページは東日本大震災発生時の首都圏の人の流れを可視化した動画を紹介するページ。
震災により交通機関が麻痺し人の動きが著しく滞った状況と、その復旧により再び流れ出していく状態が見事に可視化されています。
で、気になったのがこれだけの人の流れのデータをどー集めたのか?って事。
解説によるとゼンリンデータコムの「混雑統計」を用いているって事なので公式にページの解説を見てみると「携帯利用者から許諾を得て取得した位置情報」と書かれてて何のサービス利用者なのかよーわからん。
んで、その下の「流動人口統計データ」には「ドコモ携帯電話のオートGPS機能で得られたデータを基にしております。」って書かれてる。
あと、このニュースリリースには「混雑統計」データについて「主な位置情報は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモのオートGPS機能で測位された情報です。」って記述があるので、ドコモのオートGPS機能で間違いなさそう。
ドコモのオートGPS機能って確か「iコンシェル」で使われてる機能だったよな。
と、対応機種を確認してみると、ドコモのスマホ・ガラケー・タブレットとかなりの機種で網羅されてるっぽい。
んで、震災時の人の流れが可視化出来たことは学術的&防災面で非常に意義があるし、サービス利用時に位置情報の利用を許諾してるし、GPS機能って便利だし、個人が特定できないよーに配慮されているけど、個人の位置情報がこれだけ集まって視覚化されて神の視点で見ているとプライバシーな感情的に「うむー」って思ったりもするもの事実。
とか言いながらも、私自身のスマホの位置情報設定も「位置情報とGoogle検索」を有効にしてGoogle先生のサービス向上のために位置情報を献上しておりますが・・・。
つーか、これだけ個人起源の情報が集まる&処理できる「ビッグデータ」な時代になってるんですよねぇ。
あと、「iコンシェル」が多くの人に使われなきゃ意義が見いだせるほどデータが集まらないので、「iコンシェル」のサービスの良さ&ドコモのシェアの高さの証明でもあったりします。
ちなみに個人的には「Tポイント」や「Ponta」とかの共通ポイントシステムなんかの方が、そもそもマーケティングツールだけに個人の属性まで紐付くのでプライバシーな感情的に「うむー」って思ったりしますけどね・・・。
まぁ、一個人と利害関係でもない限り他人の個人情報って"普通"は価値を持ちませんけど・・・。(^^;A
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